弁護士インタビュー

中村紗絵子 弁護士

69期 / 2016年入所

数ある法律事務所の中から岩田合同法律事務所を選択した理由をお聞かせください。他の法律事務所(特に、大規模法律事務所)と迷うことはなかったのでしょうか。

一人の弁護士として、最も成長できるチャンスのある事務所だと感じたためです。 大規模法律事務所と比較すると、当事務所では、グループ制・チーム制を採用しておらず、より多くの業務分野を担当する機会があり、また、様々な知見や仕事のスタイルを持った弁護士と一緒に仕事をする機会がより多く得られることから、多様な経験を積むことができ、一人の弁護士として成長することができるチャンスの多い事務所だと考えました。 また、パートナーに限らず、アソシエイトのうちから多くのクライアントと直接接する機会が多く、クライアントのニーズや企業法務の実務を早くから体感できる事務所であると感じたことも、弁護士として成長できるチャンスがあると考えた理由の一つです。

一日のスケジュールをお聞かせください。

だいたい9時から9時半頃には出勤していることが多いです。 午前中から夕方までの間は、電話やメールでのクライアントとのやり取りや、比較的短い時間で可能な書面のレビュー、急ぎで対応しなければならない案件の処理等を行います。裁判所に出掛けることや、クライアントとの打合せに参加することも多いです。 夕方以降になると、打合せ等の予定やクライアントからの連絡も落ち着いてきますので、ある程度時間を要する業務、例えば、リサーチや契約書・意見書等の作成・推敲等に時間をあてています。 途中で夕食の時間を挟み、その日の業務を終えるのはだいたい22時~23時頃になります。日によっては、早めに事務所を出て友人と食事に出掛けたり、帰宅して自宅で執務することもあります。

現在の業務内容をお聞かせください。また、新人弁護士は案件でどのような関わり方をしているのでしょうか。

現在は、元々訴訟に興味があり、訴訟戦略等を勉強したいとの希望から、訴訟案件を多く担当しています。その他、金融機関・製造業・小売業・IT関連企業を含む幅広い業界からのご依頼に対応させていただいており、法分野としても、コーポレート、ファイナンス、人事労務、各種業法をはじめ様々な案件に関与しています。また、一定の割合で英語での業務にもチャレンジしていきたいと希望したところ、現在は全体の3割程度が英語案件で占められています。 若手のうちは様々な分野の案件を経験して、将来の専門分野を見つけていきたいと考えています。実際に先輩弁護士は、様々な分野の案件を経験しながら、その後に自分に合った専門分野を見つけ、その専門性を高めていく方が多いようです。 新人弁護士の案件への関わり方については、意外に感じられるかもしれませんが、案件の最前線で対応しています。具体的には、書面作成やリサーチだけではなく、クライアントとの窓口も担当することになります。とはいえ、放任というわけではなく、同じ案件を担当している先輩弁護士に相談や意見交換をしながら案件を進めますし、重要な場面では、先輩弁護士と一緒にクライアントに連絡するなどして対応しています。

様々なクライアントから依頼があるようですが、毎日ハードワークなのではないでしょうか。気分転換のコツをお聞かせください。

企業が法律事務所に依頼するような案件は、どれも重要性が高いものですので、これまで楽だと感じたことはありませんが、基本的には電車のある時間には帰宅していますし、深夜・休日出勤が当たり前というわけでは全くありません。 また、日々の業務の中でもできるだけ気分転換を図るようにしています。 例えば、平日ですと先輩や同期の弁護士、スタッフの方と休憩時間にコミュニケーションを取ったり食事に出掛けたりすることもあります。休日には、趣味のアウトドアや絵画鑑賞に繰り出したり、法曹だけでなくそれぞれのフィールドで頑張っている友人と集まって他愛もない話をしたりすることで、とても癒され、力をもらっています。

弁護士の比率としては男性の方が多いようですが、岩田合同法律事務所への入所にあたって、不安なことはありませんでしたか。

日々の業務との関係では、性別ではなく、個々の弁護士の性格、個性、専門性等が重要であると考えており、採用活動を通じて当事務所の多くの弁護士と面談をする中で、そのような観点からの不安は特にありませんでした。 また、結婚・出産等のイベントにあたっても、産休・育休等が取得でき、また、時短勤務やリモートアクセスによる自宅執務も可能であるため、仕事とプライベートの両立を可能にするための環境も整備されていると感じています。

留学・出向等は検討されているのでしょうか。

現時点で具体的な計画はありませんが、当事務所では留学や官公庁・民間企業等への出向の機会に恵まれていますし、留学や出向はその後の業務に還元される貴重な経験となり得ると思いますので、今後検討していきたいと考えています。 それでも、まずは国内の企業法務実務を勉強して土台を築くことが大事だと考えていますので、留学等のチャンスを念頭に置きながらも、目の前にある業務一つひとつを真摯に取り組んでいきたいと思います。

岩田合同法律事務所では、新人弁護士向けにチューター制度というものがあると伺いました。どのような制度なのでしょうか。

新人弁護士1人に対してシニアのアソシエイト1人がチューターとして担当する制度です。チューターの先生には、日常的に相談に乗っていただいたり、月1回の面談を通じて業務量をチェックし、新人弁護士が特に力を入れたい業務分野や案件の希望をヒアリングしていただいています。その結果は、パートナーを含む新人研修委員会で報告・議論され、業務の量や内容に反映されています。所内での情報共有という意義だけでなく、期が遠すぎない先輩弁護士と定期的に話をする機会があることは、自分の現在の状況や今後の希望等を見つめ直す上でも非常に有意義だと実感しています。 当事務所は、その規模や先輩弁護士の人柄からしても、幅広い期の弁護士と気軽に相談できる環境がありますが、それでもチューターの先生には、より日常的に、先輩弁護士として、また先輩社会人として、ちょっとした分からないことを教えていただいたり、相談に乗っていただいたりできますので、とても心強い存在です。

今後、どのような弁護士を目指しているか、目標をお聞かせください。

100年以上にわたり所内で蓄積されてきた実務経験・ノウハウや、一緒に仕事をする先輩弁護士から様々なことを吸収して土台とし、さらに私自身の特性・専門性をプラスすることで、クライアントの皆様から信頼される弁護士になりたいと考えています。