弁護士インタビュー

上西拓也 弁護士

64期 / 2011年入所

数ある法律事務所の中から岩田合同法律事務所を選択した理由をお聞かせください。裁判官・検察官や、企業法務以外の弁護士になることは考えていなかったのでしょうか。

当事務所は、学生時代の私でも知っているような、優良なクライアントの案件を多数手掛けており、そうでありながら、若いうちから案件に中心メンバーとして関与できる点に魅力を感じました。クライアントとの距離が近く、ビジネスの実務に接する機会に恵まれていると感じたことも、当事務所を選んだ理由の一つです。 司法修習中には、裁判官の職務にも大いに魅力を感じましたが、総合力が最も問われ、かつ、自分自身で将来設計することのできる弁護士になることを決断しました。裁判には至らない案件の中にも興味深い事案はたくさんあり、社会経済の最先端に触れることができる点に、企業法務弁護士の面白みがあると思います。

一日のスケジュールをお聞かせください。

日によりますが、通常は、自宅でその日の朝刊に目を通した後、9時30分頃までには出勤しています。 午前中は、メールの返信や、前日の積み残し案件の処理の時間にあてることが多いです。11時30分頃からは、仲の良い先輩弁護士等とランチに出掛けます。気晴らしにもなり、また、案件の情報共有もできますので、意識的にこのような時間を設けるようにしています。 午後になると、裁判期日や打合せに参加することが多いです。クライアントからの電話での相談等に対応することもあります。準備書面・メモランダム等の書面の作成にはまとまった時間が必要になりますので、夕方から夜にかけて行うことが多いです。 夜は、クライアントとの懇親会に出席することもあります。

現在の業務内容をお聞かせください。また、担当されている案件では、どのようなメンバー構成・役割分担で進められているのでしょうか。

私自身は、幅広い分野のクライアントの案件を担当していますが、特に最近は金融機関からご依頼をいただいた案件が多いです。その内容は様々で、国内の訴訟対応や取締役の善管注意義務等に関する意見書作成といった伝統的な弁護士業務をはじめ、コンプライアンス体制の整備や官公庁との折衝を含めた幅広い分野を担当しています。 また、最近は、海外における訴訟・仲裁等の紛争案件に関するサポートや、クロスボーダーの取引案件等の国際的な案件にも関与するようになり、専門性を身に付けるチャンスであると考えています。 当事務所は、アソシエイトは特定のパートナーの特定の業務分野のみを担当するといったスタイルではなく、クライアントや案件の内容に応じて、その都度最適なメンバー編成で対応しています。通常の案件では、パートナー、シニアのアソシエイト(5年目以上)、若手アソシエイトの3名程度で対応することが多いです。このうち、案件の実質的な検討から、クライアントや裁判所といった外部とのやり取りに至るまで、メインで担当するのは若手アソシエイトです。私の主な役割は、そのチェックやフォローになりますが、後輩弁護士の業務状況や案件の性質等を踏まえ、代わって私がメインで担当するなど、状況に応じて柔軟に対応するようにしています。

上西先生は、民間企業へ出向されていたと伺いましたが、出向経験は現在の業務にどのように活かされているのでしょうか。

私は、金融機関の法務セクションにおけるグローバル部門で2年間執務をさせていただく貴重な機会に恵まれました。そちらの部門では、海外法務のみならず国内金融法務を含む多くの経験を得ることができました。また、現在も、事業会社の法務セクションのグローバル部門で執務をさせていただいており、社内の意思決定プロセスや弁護士が期待されている役割等に対する理解等、法務面以外でも多くのものを得ることができています。 出向は、私が金融関係の案件を多く手掛けるきっかけになりましたし、海外案件に目を向けるきっかけにもなりました。現在は、出向経験を踏まえ、企業の実務を知る弁護士として、「かゆいところに手が届く」仕事ができるよう心掛けています。

岩田合同法律事務所には、留学の制度はあるのでしょうか。

当事務所では、留学する弁護士は事務所から経済的なサポートを受けられる体制になっています。これまでの実績では、だいたい4~7年目に留学する例が多く、留学1年目はロースクールで学び、留学2年目は現地の法律事務所、公的機関等で研修するパターンが多いですが、特に決まりはありませんので、個々の弁護士のキャリアパスに応じて希望することができます。 私自身も留学を検討しており、留学後はその経験を活かし、これまで以上に海外案件に積極的に関与していきたいと考えています。

お忙しい毎日かと思いますが、プライベートではどのようにお過ごしでしょうか。

我が家はまだ子どもが小さく、手が掛かりますし、私自身、子どもとの時間を過ごすことで元気をもらっている面もありますので、基本的に、週末は事務所に出ず、家族と過ごす時間にあてています。 案件の状況によっては、どうしても週末も仕事をしなければならないときもありますが、そのような場合には、執筆やその他の自宅でできる業務については週末に回し、自宅で執務するなどの工夫をして、できるだけ家族との時間を設けるように努めています。

若手弁護士との関係で気を付けていることがあればお聞かせください。

当然のことではありますが、情報の共有を徹底するようにしています。私の方から後輩弁護士に確認することはもちろん、後輩弁護士からも十分な報告をしてもらえるよう、常日頃からお願いしています。年次にかかわらずお互い気軽に相談できる雰囲気の事務所ですので、基本的には情報共有に困ることはありませんが、クライアントのためにも、また、後輩自身のためにも、もし困っていることや悩んでいることがあれば、特に早目に共有するよう伝えています。 案件は必ず複数の弁護士で対応しますので、若手弁護士だけが抱え込んでプレッシャーを感じる必要はありません。他のメンバーの力を借りつつ、常にクライアントにとって最善のアドバイスができるよう、チームで取り組むことが大切であると考えており、そのために情報共有は欠かせないものと考えています。

最後に、弁護士を目指している方や、岩田合同法律事務所への入所を検討されている方へのメッセージをお願い致します。

岩田合同法律事務所は、日本経済を支える企業を100年以上にわたりサポートしてきた事務所です。その歴史と伝統にもかかわらず、メンバーは若く、成長機会にも恵まれています。是非これからの日本の100年を担うという気概を持った方に、当事務所の一員に加わっていただきたいと思います。