執行パートナーからのメッセージ

MESSAGE 百十有余年の歴史に、新たな1ページを

岩田合同法律事務所は、1902年創立の、日本に現存する中で最も歴史の長い法律事務所です。こう表現すると、「古い格式張った事務所」と受け取られるかもしれませんが、実際にはそうではありません。「伝統」を受け継ぎつつ、それを新たなものに変えていく喜びと楽しさを実感できる、稀有な存在の法律事務所です。

所属弁護士の大半は20代、30代の世代ですし、また、普段の案件では、年次の上下に関係なく、若い世代から自分の考えを積極的に述べてもらえるようになっています。時にはパートナーとアソシエイトとが激論を交わすこともありますが、クライアント企業にとって最善のソリューションを導き出すために、無用な遠慮などせずに真摯に案件に取り組める環境は、「人財」育成において最も重要なものです。
そのような環境の中でこそ、所属弁護士が入所後の早い段階から主体的に案件に取り組み、クライアント企業の方々に真摯に向き合うことが可能となり、ひいてはプロフェッショナルとしての自覚を若いうちから備えることができるのです。私自身もそのような中で主体的に案件に取り組み、かつ鍛えられましたので、こうしたスタイルは当事務所の「伝統」の一つといえるでしょう。

当事務所の「伝統」の中には、創立以来一貫して企業法務を取り扱う法律事務所として蓄積されてきた、様々な有形無形の知見・ノウハウも存在します。それらは、日本経済の発展に当事務所が微力ながら寄与する中で培われてきた、貴重な「知の財産」であると自負しており、過去の世代から現在の我々が継承し、今日の案件でも活かされています。しかし、そこで終えるのではなく、さらに我々がブラッシュアップし、将来の「知の財産」とすべく、これからの世代に受け継いでいくことも、重要な役割であり喜びでもあると考えています。

「伝統」として受け継いだものを時代に合わせて変革し新たなものとしていく、この点でいえば、当事務所の業務範囲も、時代のニーズに応じて変化しています。伝統的な国内企業法務が中心だった時代から、今日では、海外法律事務所との様々なアライアンスの下で、クライアント企業が米国・EU・アジアにおいてグローバルに展開するビジネスのリーガルサポートをする機会が飛躍的に増大しました。
もちろん、これからの時代は今まで以上に変化が求められるでしょう。しかし、むしろそれを楽しみながら、常にクライアント企業にとって最善のソリューションを提供していくために、各人が研鑽し事務所も変革を続けていくことを志向しています。

「伝統とは、革新の連続である」という言葉が示すように、伝統を尊重しながら時代に応じた変化と発展を続けることで百十有余年の歴史を刻んできた当事務所に、新たな1ページを記し、仲間として未来を創造していくことができる方々とお会いすることを楽しみにしています。

執行パートナー
田路 至弘